走行距離1万キロを過ぎたあたりでバイクショップに交換して貰ったチェーンですが、今や走行距離が2万3千キロになり、早くも2回目のチェーン交換の時期(今使っているチェーンが、伸びが限界に達しており、もうこれ以上調整できないレベル)になりました。
この間、自分でチェーン調整を何度かしており、なんとなく自分でチェーン交換が出来る気がしていました。また、前回のチェーン交換時のことですが、バイクショップにスプロケットとチェーン交換をお願いした費用が15000円。そしてその際、バイクショップの店長が「スプロケットはあまり摩耗してない」と言ってたのが非常に印象に残っていました。
ということで、チェーン交換のみであれば、自分でやれるかも知れないと思い、思い切って自分でやってみることにしました。とりあえず今回はスプロケットは何もしません。
購入したチェーンはこれ。
EKチェーン 江沼チェーン ヘビーデューティチェーン 420SR リンク数:102L
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チェーンのみだと2000円くらいです。安いです。
事前にネットで調べたところ、なんとなく自分でやれそうですが、クリップを外すところと付けるところがどうもはっきりしません。
ですが、まあとりあえずなんとかなるだろう的な(楽観的)思考で、やってみることにしました。
届いたブツをチェックします。
パッケージ背面のマニュアルです。なるほど、古いチェーンに新しいチェーンを仮止めして接続し、ホイールを回転させることによって、新しいチェーンをギアに噛ませていく、その後古いチェーンを外すと(あら不思議)、新しいチェーンに交換完了、ということのようです。
これは良く考えられてます。自転車なんかだともっとめんどくさかった気がしますが、バイクは(このタイプのチェーンに関しては)だいぶ楽だと感じました。
梱包物を確認します。
なるほど~。ポイントは右に写っているジョイント、プレートとクリップのようです。
↓さて、さっそく古いチェーンのクリップを外そうとしたのですが、やはり当初から予想していたとおり、私のような素人からすると難易度が高かったです。ネットにはペンチやプライヤーを使って・・・と簡単に書いてあるのですが、30分ぐらいかけても、ペンチやプライヤーではどうやっても上手く外れなかったです。
結局、「キリ」をクリップの隙間に入れ、クリップを浮かせて外すことにしました。
(写真の映りが悪いですが、少しクリップが浮いているのが分かります。)
↓ようやくクリップが取れました。クリップが取れると、新しい方のチェーンに同梱されていたジョイント、プレートと同じものが、当然旧チェーンにもあり、それが抜けますので、このようにチェーンが切れた状態になります。
↓説明書に書いてあったとおり、ジョイントとプレートを使い、新しいチェーンと古いチェーンを連結仮止めします。
↓あとは、タイヤを回していくと、自動的に新しいチェーンがギアに噛んでいくという・・・素晴らしい!
↓おっとここで、ネットに書いてあるとおり、アクスルシャフトを「一番前」にします。
古いチェーンは、走行距離13000キロ分、チェーンが伸びた状態になっており、アクスルシャフトは、チェーンが伸びた状態に合わせて調整=一番後方に位置されています。当然のことながら、新品のチェーンは伸びたチェーンに比べて長さが足りない=どうやっても結合できないためです。
アクスルシャフトを一番前にしたおかげで余裕で届きそうです。
↓ジョイントにクリップをはめます。
↓そして上からクリップで止めます。クリップは閉じている方が進行方向です。
↓上からかぶせただけの状態。ここからペンチやプライヤーを使って、圧入します。
クリップがきっちりとハマりました。
こんなもんか不安になったのですが、ネットを見てる限り、こんな感じのようです。
あとは、チェーン調整をします。
チェーン調整ですが、色々調整方法について難しいことが書いてある場合が多いですが、要は、
1.チェーンの遊び(たるみ)が35mm~45mmに収まっており、
2.バイクを後ろ側から見て左右どちらも同じメモリ位置(要するにアクスルシャフトがまっすぐ水平)に調整してあり
3.適切なトルクでアクスルシャフトが締められており(ちなみに私はトルクレンチ持ってませんので、バイク屋の親父の真似をして、リアタイヤを手で回して自然に回転することかつ、アクスルシャフトがズレないことを確認してヨシとしてます)
4.チェーンの張りが勝手に変わらないようにアジャスター等が適切に調整されている
この状態になるようにすればOKだと思います。
そして最後にホムセンのオイルスプレーをチェーンにかけて、チェーンガードを元に戻せば完了です。
余談ですが、チェーンに使う油は、粘度が高い、良いものを使う必要はないと思います。
2代目チェーン(今回取り外したチェーン)は、当初はたっかい(粘度の高い)良いものを使ってたのですが、粘度が高い=微細な砂をくっつけやすい=チェーンに砂利が噛んで、伸びやすくなるの図式がそのまま成り立つ気がします。(2代目チェーンを清掃した際に、実験も兼ねてそれ以降はサラサラ系のオイルに変えたところ、伸びが明らかに鈍化した)
気のせいかも知れませんが、なんとなく・・・。
※どうやら、砂利を噛んで伸びるなんてことは無さそうです。チェーンが伸びるのは摩耗で減っているかららしいです。なるほど、合点がいきました。
2020年12月30日追記
このチェーン、素晴らしいです。
あれから2年5か月。26000kmも乗ってるのに、まだ伸びは限界に達してません。もちろん伸びてないなんてことは無いのですが、まだ調整可能。おそらく1年くらいはいけます。)
前回の純正品が13000kmで限界だったのに対して、雲泥の差です。(Amazonのレビューか何かに、純正品は伸びやすいとあったのですが、本当のようです)
コメント
チェーンの消耗が激しいのですね。
当然乗り方や排気量などにもよるのでしょうが、私のカブ90は、前回チェーン交換から4万キロ以上走ってますが、まだ交換の必要性はなさそうです。
その前は、2万キロ弱でスプロケットも含め交換しましたが、その際のバイク屋さんによると、今回は通常よりチェーンの消耗が早く、オイルきれると一気に消耗が進むので、オイル種類よりは塗る回数や量を重視してメンテナンスすると良いとのことでした。
以後、1000キロ程度走行毎にホムセンでよく見かけるクレのチェーン専用オイルをたっぷり塗り、面倒なので拭き取らないためチェーンカバーがベトベトですが、調子は良いです。
とにかく、カブはチェーンケースがついているので、ついてないのと比べるとメンテナンスの頻度が少なくて済むので楽ですよね。
かぶごう様、こんにちは。
凄いですね、驚きました。
まさか4万キロも持つチェーンがあるとは・・・。
私のチェーンは、前回交換時にはバイク屋にお任せで、メーカー指定のDIDのチェーンらしかったのですが、(Amazonのレビューを書いておられるような有識者によると)、メーカー指定DID純正チェーンと市販品のDIDスタンダードもグレードが違うようで、市販品の方が伸びないそうです。
とりあえず今回は初めての市販品ですので、あまり伸びないことを期待したいと思います。
チェーンのメンテについては、私も最近は頻繁に行うようになりました。
以前は伸びたらバイク屋に頼むという状況でしたので、あまり気にもならず、たまにしかメンテされてませんでしたが、いざ自分でやってみて小石や砂でジャリジャリになっているチェーンを見てしまうと、それ以来、気になって気になって・・・。
今では、安いオイルが、高いオイルと比べて小石の付き具合に違いが確認できるのか、安い方が正解なんじゃないかという興味があり、暇を見つけてはカバーを外してチェックしています。
現在私のカブについているチェーンは、ホンダの看板を掲げおっちゃん一人がやっている店で交換されたもので、スプロケットを含めすべてメーカー指定のものだったと思います。
今のカブの前に乗っていたスズキのバーディ80でもあまりチェーンのメンテナンスはせずともさほどチェーンは消耗していなかった印象があります。
その調子で現在のカブに乗っていたら、ある日伸び伸びになったチェーンがチェーンケースに干渉して大きな音をたてケース下側に筋上の穴を開けてしまい、チェーン交換に至ったわけです。
カブも世間で言われているほど耐久性がないなあと根拠もなく思ってましたが、今となってはメンテナンス不足が原因だったわけです。
他の方のブログなどを見てもチェーンの交換を1、2万キロですることが多い印象を受けますが、高頻度で交換する方は、走行状況などにナーバスになっているのかなとも思っていました。
しかし、独断になりますが、通勤マンさんはそうではないので、乗り方もチェーン消耗に大きな要因のひとつとの認識を新たに得ました。
ちなみに、私は、時速50、60キロ巡行の市街地での通勤使用が主で、燃費はリッター50キロ弱程度、急な操作をしないよう心がけています。
かぶごう様、こんばんは。
ご返信があったことに全く気付きませんでした。
(当方、あまりブログ運営に慣れておりませんで・・・)
チェーンが干渉して穴を開けるとは貴重な体験ですね。
そこまで伸びることが出来るのもある意味(?)耐久度が高い気がします。
(私の場合、伸びすぎてチェーンが外れてしまいましたので。)
通勤時の乗り方については、私の場合も大体時速50~60km前後です。交通量の多い国道では流れに乗るために止む無くもう少しスピードを出すこともあります。燃費はまだ今のところリッター60km超えてます。
そういえば、次こそ自分でタイヤ交換しようと、一応、タイヤ購入してみました。近々挑戦してみますが、果たして上手く行くのか、不安です。