クロスカブ(JA10)のリアタイヤ交換を自分でやってみた(前編)

前回(17000km時点)はバイクショップに依頼したタイヤ交換ですが、簡単というご意見もあり、次こそは自分でやってみようと準備を進めておりました。

今のタイヤはミシュランのM35 2.75-17ですが、8000km程度で交換というのがネットの通説のようです。かくいう私も、17000kmの時に新品のM35に交換して今や走行距離が24850km。

とうとう今日、一念発起して後輪のタイヤ交換を行いました。(タイヤの減り具合から、多分まだ後1000kmくらいはいけそうな感じでしたが、時間に空きがあったので早めの交換をしました)




準備物は以下の通りです。

1.新しいタイヤ(例によってミシュランのM35 2.75-17→2020年12月19日追記。ミシュラン M35はその後、生産中止になったようです。IRCの3Rがよさげ、かな?

2.新しいチューブ。今回はダンロップにしました。

3.タイヤレバー。3本セットのものが良いと思います(2本だと足りない)。Amazonとかだとリムプロテクター付属のものが目立ちますが、リムプロテクターの使い道が良くわからない(というか使っている人をネット上では見かけなかった)のでリムプロテクター無しの安いやつにしました。

4.ビードクリーム。要するに、滑りを良くして、タイヤをリムにはめやすくしたり、チューブを傷つけたりしないように使うようです。

5.虫回し。バルブコアドライバー。チューブの空気を抜いたり、タイヤをリムにはめる際に、バルブコアを抜いたりする際に使います。無くても可ですがあった方が良い。

6.その他、ラジオペンチや空気入れ、空気圧チェッカー、レンチ、スパナ、エアゲージ、後輪を浮かせるための土台。私は家の前が傾斜してるので土台は省きましたが、あった方が楽でした。






2020年12月30日追記

これ、絶対にあった方がいいです。タイヤ交換を行う際に膝をつくことが多いんですが、そのダメージを軽減するためのパッドです。あるとないじゃ大違いです。


準備物はこれぐらいにして早速取り掛かります。まず、バイクのセンタースタンドを立てた状態で後輪が浮くことを確認します。

なお、私の手順はいわゆる「綺麗な手順」ではありません。実際につまづいたところをそのまま掲載してますので、前後関係がおかしかったり、玄人なら考えられないような手戻りをやらかしてます。

まずはブレーキロッドなるものを外しにかかりました。

14mmのスパナでやってみたんですが時間がかかりそうだったので途中からドライバーレンチを使いました。

このバネも取ります。実際にはこの写真のすぐ上にある穴までで止まっていますが、リアブレーキを踏むと、バネがバイクの前方に移動するのでこのように下にずらして抜くことが出来ます。

アジャストナット、ジョイントピン、バネの取り外し後。

次は、チェーンアジャスターを外しました。これはチェーン調整の際にお馴染みのネジです。手でやってるように見えますが、10mmと12mmのナットに対応したスパナがいります。

続いて、トルクリンクとやら付近のナットを外します。割りピンだとかコッタピンと呼ばれている「ねじれている針金」を先に外す必要があります。

手で割りピンをまっすぐにして、ラジオペンチで引っこ抜きます。

12mmのナットを外します。

取れました。実際には3つの部品なのですが、くっついてます(笑)

↓こんな感じです。本来なら、さらにもう一つ部品があって、先に取っておいた方がいいです。(後で出てきます)

アクスルシャフトを抜くために、マフラー側のナットを緩め、外します。

マフラー側のナットは19mm、逆側は17mmです。なお、回す側の逆をスパナやレンチで固定する必要があります。↓ナットを取ったところです。





アクスルシャフトを抜きます。あ、その前にチェーンカバーを取り外してます。これは簡単なので端折ってます。なお、サイトによってはチェーンカバーを付けたままでOKとしてるところもありましたが、私は「無理」と判断して外しました。

おっとここで、アクスルシャフトを抜ききる前にマフラー側のチェーンアジャスターを外しておきます。

この後、アクスルシャフトを抜いていくと「カラン」という嫌な音が。↓

コッタピンで支えていたトルクリンク付近の3つの部品の対抗部分が落ちたのでした。これも先に外しておくべきでした。

さらに同じ失敗は続きます。

アクスルシャフトを抜いていくと、もう一つ「カラン」と落ちたものが。

どうやらサイドカラーというパーツのようです。

表裏(左右)がないパーツで良かった・・・。作業を続け、アクスルシャフトがほぼ抜けた状態に。

ここからが大変でした。シャフトを全部抜かずに、かつ、チェーン周りを触らず(つまり、チェーンカバーをそのままに)ホイールを外せると解説されてたサイトがあったのですが、どうやっても私には無理でした。チェーンがスプロケットに噛んでるため、ホイールが動くわけもなく、チェーンを外すしかありません。

リアタイヤをフロント側に動かすとチェーンが緩みます。ようやくホイールが外せそうです。

まずはスプロケットを外して、

ベアリングが見えました。この周りにあるクッション状のものはひょっとするとリアのアクスルシャフトを締め付けた際に緩衝材的な役割を果たしてるんでしょうか。(適当)

マフラー側(ブレーキシュー)も外します。

やっとリアタイヤが外れました。例の緩衝材?が落ちてますが気にしない。

とりあえず疲れました。残りは後編にします。

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