ミエカブミーティングに行った翌日あたりから、古い三輪車のようなキコキコ音がするようになりました。
どうやら、加速時やNからのシフトチェンジ、車速が50km/hくらいに到達した際に鳴るようでした。
イマイチどこから鳴ってるのかも分からず、法則もマチマチなので原因を突き止めるのが難しい気がしてまして、そりゃもう7万キロ近くも走ってるわけですから、ガタも来るだろうと。で、特になにか問題があるわけでもないのでもう放置しておこうかと思ったのですが、このキコキコ音、めちゃくちゃ不快なんですよ(;´・ω・)
それで、ダメ元でGoogle先生に聞いてみると、同様の症状で対策した事例が見つかりました。
どうやら、スイングアームピボットシャフト(メンテナンスマニュアル上はスイングアームピボットボルトと表記されています)へのグリスアップでキコキコ音は解消されそうな感じです。
ということで、早速作業してみることにしました。
スイングアームピボットシャフトは、マフラーを取り外した際に、作業をしたことがありましたので、要領は心得ており、簡単に抜くことができました。
で、抜いてみると異音の原因になっていると思われる部分が2つありました。
1つ目は画像のとおり、部分的に錆ついており、この辺の動きが悪くなっていると推察できること。
2つ目は、スイングアームピボットシャフトそのものが全体的に油分が全く無い状態であり摩擦の原因となってそうなこと。
ということで、早速グリスをシャフトに塗ることにします。
一応、画像下の「エーゼットの万能グリース」
を購入しておいたのですが、むかーし乗っていたロードバイク用のグリスが余っていたので、こちらを使うことにしました。このグリス、自転車用なのに大丈夫かよって感じですが、私はすでにアクスルシャフトにこのグリスを使っておりまして(^ω^)、タイヤ交換のたびに、前回塗布したグリスがきっちり作用しており、過酷な用途でも問題ないことが(個人的には)証明できてますので、いけるだろうと。
(本音は高いのでもったいないだけ・・・)
また、グリスが塗りづらいところにはホームセンターのオイルスプレーを注入しておきました。
あとはスイングアームピボットシャフト(スイングアームピボットボルト)を戻すだけ・・・なのですが、ここが大苦戦しました(;´・ω・)
詳しくはこの辺に書いてあるのですが、なんせ、本体とリアサスペンション、ついでにマフラーも貫通しており、これらは非常に重いので、スイングアームピボットシャフトを抜いた時にズレます。
で、ズレると当然、単純に戻そうとしても戻らないわけで、私が支える役、奥さんがゴムハンマーでシャフトを叩く役割分担を行い、なんとか戻せました(+_+)
(ちなみに、マフラー部分だけはどうやってもそのままでは通らなかったので、エキゾースト側のボルトを緩める必要もありました。)
↑ これはなんとかスイングアームピボットシャフトを元通り貫通できた時の写真です。
さて、あとはテスト走行なのですが、無事、キコキコ音は完全に消えました。いや~、カブのメンテで二人必要になった作業は初めてだったので直って良かったです。
この後、隣の県まで往復40kmくらい運転しましたが、キコキコ音は一切鳴らなかったのでほっと一安心、でした。いやー良かった。本当に不快な音でしたから・・・ε-(´∀`*)ホッ